1992年 |
算数オリンピックの創設(始動) 小学校・中学校を対象に、広中平祐(元京都大学名誉教授)先生の提唱で始まる。科学的能力を判定する効率的な方法の一つであると認められ、多くの人々に指示される。 |
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1996年 |
算数能力検定協会を創設 算数オリンピック委員会と財団法人児童憲章愛の会の協同で「算数能力検定協会」を設立。同協会主催で1996年7月より年3回、検定を行う。「ものごとに見通しを持ち、筋道を立てて考える力」=「生きる力」を身につける方策を算数能力検定という具体的手段で世に問い、将来にわたって算数教育に貢献する。 |
1998年 |
国際算数・数学能力検定協会を設立 「全ての児童・生徒が国際社会で通用する学力を身につける」という理念から、名称を「国際算数・数学能力検定協会」に改める。他に類を見ない「思考力(活用力・読解力)育成」をねらいとした検定とする。対象は義務教育段階と定め、小学校・中学校の児童・生徒の学力向上を目指す。 |
1999年 |
公開会場受検を年1回実施 広く「全ての児童・生徒に受検機会を!」をスローガンに、「公開会場」の新設により受検機会の拡大を図る。 「アドベンチャー問題集」を創刊 新学習指導要領実施に向け、検定協会発行の対策問題集「アドベンチャー問題集」シリーズを創刊。 |
2000年 |
検定研究会を設置 国際算数・数学能力検定研究会を設置し、杉山𠮷茂先生(東京学芸大学名誉教授)を筆頭に他5名の先生方に参画いただき、指導を仰ぐ。 |
2001年 |
生涯学習としての位置づけを確立する 生涯学習の観点から、受検対象を義務教育段階から高校生・大学生・一般に広げ、1級、準1級、2級、準2級を新設、実施する。 |
2002年 |
新学習指導要領対応版ホームページを開設する 「国際算数・数学能力検定」を広く知っていただくために、ホームページを開設する。 「検定過去問題集」を創刊 要望の高かった新刊「検定過去問題集」シリーズを創刊する。 |
2003年 |
海外の日本人学校で実施拡大 当協会独自のシステムを作り、海外(アメリカ・メキシコ・グアム・トルコ他)の日本人学校でも実施が広がりを見せる。 |
2004年 |
閣議決定に基づき公益法人化を一時保留 公益法人化に向けての活動を継続してくるが、「公益法人制度改革」により一時保留となる。 |
2005年 |
小学校低学年(1・2年)対象の10級を新設 発育過程に鑑み「思考力」は早い段階からの育成が必要との要望により、新たに、小学校1・2年生レベルの10級を新設、実施する。 |
2006年 |
対策・定着教材の充実 新設級の10級に対して、10級の「アドベンチャー問題集」を新刊として発刊する。 |
2007年 |
国際算数・数学能力検定協会の組織を一新し、再スタートを切る 「思考力(活用力)」に対する意識の高まりにより、問い合わせが増加する。 |
2008年 |
国際算数・数学能力検定協会設立10年 1998年に設立した「国際算数・数学検定協会」が10年目を迎えた。 「検定過去問題集」を増刊 検定過去問題集の「3・4・5級実物過去問題」を発刊。 |
2009年 |
学習塾での検定導入が増加 新学習指導要領の実施に先立つ移行措置が始まったことで、学習内容が増加。授業時間の確保を選択授業で補うことが増えるにつれ、学校現場での検定実施機会が減少。その一方で、「思考力」の重要性の高まりにより、次第に学習塾での導入が増加。 |
2010年 |
検定の名称を「算数・数学思考力検定」に変更 検定の目的である「算数・数学を手段として考える力=思考力を身につけて伸ばして欲しい」という思いが明確に伝わるように、検定の名称を「算数・数学思考力検定」に変更。 |
2012年 |
小学生の受検者数の割合が増える 中学の新学習指導要領が開始し、小学生の受検者数の割合が増えてくる。特に、低学年のうちから思考力を伸ばしていこうと、低学年での受検者数が増えてくる。 |
2013年 |
「算数ラボ」を創刊 アドベンチャーよりも、もっとたくさんの問題に取り組ませたいという声に応え、過去問を編集した「算数ラボ 考える力のトレーニング 6〜10級」を創刊。 PHPから「大人の算数パズル」を発刊 思考力検定を広く知ってもらおうと、PHP研究所から「脳を鍛える!頭がよくなる!大人の算数パズル」を出版。 |
2015年 |
「算数・数学ラボ5級」を増刊 飛び級で受検する小学6年生からの要望が増えてきた中学1年生レベルの5級について、「算数・数学ラボ 考える力のトレーニング 5級」を増刊。 |
2017年 |
明日の思考力コンテストを開始 国際算数・数学能力検定協会の検定委員である東京学芸大学教授の西村圭一先生が委員として発足した「明日の思考力コンテスト」に、国際算数・数学能力検定協会も運営として参加。 国際算数・数学能力検定協会設立20年 1998年に設立した「国際算数・数学検定協会」が20年目を迎えた。 |
2018年 |
「算数ラボ図形」を創刊 算数ラボの続刊として、空間認識力や空間把握力などをトレーニングする図形問題などを集めた「算数ラボ図形 空間認識能力のトレーニング」6級〜10級を創刊。 20周年記念サイトをオープン 検定協会20周年を記念して、インターネット上で思考力検定のサンプル問題に挑戦できる「あなたの思考力は何年生?」をオープン。 |
2019年 |
明日の思考力コンテストが「探究オリンピック」に名称変更 「理数探究」の導入にあたって、小学生のうちから探究心が芽生えるような課題解決力の育成、STEAM教育、AI時代の教育、Society5.0時代の教育を意識して、学際的な新しい能力を育成するため「明日の思考力コンテスト」の名称を「探究オリンピック」に変更。 |
2020年 |
HOME受検を開始 新型コロナウイルス蔓延防止に伴い公開会場受検を停止。その代替受検として、自宅でも受検できる「HOME受検」を開始。 |
2022年 |
「算数ラボ2」と「大人の算数ラボ」を創刊 「算数ラボ」ユーザーの「もっとたくさんの問題に取り組ませたい」という声に応え、算数ラボの続刊「算数ラボ2 考える力のトレーニング 6級〜10級」を創刊。 TAC出版から「自分のあたまで考えるドリル まず、これから。」を発刊 自分のあたまで考えられる子どもたちが増えてくれることを願い、思考力検定の10級、9級、8級に対応した3巻を出版。 |
2023年 |
ホームページをリニューアル 時代に合わせて、スマートフォンにも対応したホームページにリニューアル。 TAC出版から「自分のあたまで考えるドリル ようこそ!入学準備」を発刊 小学校入学前でも考える楽しみを味わって欲しいと、思考力検定の10級を易しくした問題で構成した入学準備編を出版。 |
思考力検定の歴史
未来を生きる子ども達に
必要な思考力育成を目指して