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思考力検定

2024年12月02日

正答率の低かった問題の紹介(2024年度 第1回 8級)(2)

2024 年度 第1回で正答率の低かった問題の紹介、今回は8級の「変化と関係」の問題です。

典型的な考え間違いが多くありましたので、子供の思考の傾向を把握するのに役立てていただければ幸いです。

【問題】
[1]から[6]までの数字が1つずつ書かれたカードがたくさんあります。下の図のように、これらのカードをある規則にしたがって、左から順に並べていきます。[1]の数字が書かれたカードを9枚目まで並べました。このカードは左から何番目ですか。

【考え方】
6枚のカードを8回繰り返し並べると、カードは全部で、6×8=48(枚) です。この中に[1]のカードは8枚ありますから、このあと、[3][1]と並べると、9枚目の[1]のカードは50番目となります。

では、解答類型とその反応率を見てみましょう。

9番目:10.9%  54 番目:5.9%   2番目:5.5%  56 番目:4.6%
8番目:3.2%   49 番目:2.8%  55 番目:2.6%   5番目:1.8%
18 番目:1.6%   1番目:1.6%   10 番目:1.0%   11 番目:1.0%
52 番目:1.0%   63 番目:1.0%   無回答:3.4%   その他:12.6%

『9番目』は、[1]のカードを9枚並べたので、そのまま9番目と考えたのでしょう。

『54番目』は、6×9=54(枚) と考えたのでしょう。

『56番目』は、6×9=54(枚) のあとに、 [3][1]と並んだと考えたのでしょう。

『49番目』は、6×8=48(枚) の次のカードと考え、
同様に『55番目』は、6×9=54(枚) の次のカードと考えたのでしょうか。

このように、典型的な間違え方をする子はやはり多くいました。
そのような子は頭の中だけで考えて立式し、答えを出しているものと思われます。
しかし、このような 「変化と関係」 の問題は、まずは図に表してみることが大事です。図に表す習慣を身につけることで、適切な考え方を導き出せるようになります。

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