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思考力検定

2024年10月03日

正答率の低かった問題の紹介(2024年度 第1回 9級)(1)

2024年度 第1回 9級で正答率の低かった問題のご紹介です。
早速、問題を見てみましょう。

【問題】
白と黒の石が○●○○をくり返して、きそく正しくならんでいます。
黒い石の12番目は、はじめから何番目ですか。

【考え方】
いろいろな考え方がありますが、○●○○という4個ずつのかたまりで黒が1個あることから考えてみましょう。

12番目の黒い石を考えるので、4個のかたまりが12個で石が何個あるかを考えると、
4 × 12 = 48 で48個ですね。

つまり、○●○○のかたまり12個目の最後の白い石が48番目になります。
よって、黒い石の12番目は、48番目の白い石の2つ前なので、46番目となります。

では、誤答の解答類型と反応率を見てみましょう。

48番目:7.3%  45番目:6.2%  47番目:6.0%  49番目:4.4%
40番目:3.3%  3番目:3.3%  42番目:2.6%  12番目:2.0%
50番目:1.8%  44番目:1.5%  36番目:1.5%  4番目:1.5%
38番目:1.3%  51番目:1.1%  52番目:1.1%
無回答:2.9%  その他 :15.8%

48番目と答えた子は、4 × 12 = 48 までは考えられたのですが、黒い石まで戻らなかったのでしょう。

45番目、47番目、49番目などと答えた子が、どのように考えたのかは想像できません。
しかし、4 × 12 のようなかけ算を小2で学習しているとはいえ、定着していなかったことでそのような思考ができなかったということは考えられます。
また、計算できないからこそ、順番に数えていって数え間違えたということも考えられます。

算数・数学思考力検定は、目安の学年の1つ下の学年までの算数で解けるように作っています。
この問題は、小2で学習するかけ算ができなくても解けますが、かけ算ができると、より思考しやすくなります。
学習した内容はしっかりと積み上げていき、さまざまな場面で使えるようにすることが大事です。

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