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思考力検定
2024年05月02日
正答率の低かった問題の紹介(2023年度 第3回 10級)
2023年度第3回10級で正答率の低かった問題の紹介です。
いちばん最初の問題(大問1の(1))なので、簡単な問題にしたつもりでしたが、紛らわしい選択肢があったことで、正答率が低くなってしまいました。
では、問題を見てみましょう。
【問題】
(れい)のように、2つの模様を重ねます。
次の2つの模様を重ねると、下の(あ)〜(か)のどれになりますか。
さて、(あ)〜(か)のうち、答えはどれだと思いますか?
(う)だと思った方は、残念、間違いです。正解は(お)です。
実際に重ねてみると、次のようになります。
わかりやすいように、水色部分を透かしてみました。
白色に残る部分は、真ん中だけであるとわかりますね。
簡単なようですが、正解者は53.6%と、約半分しか正解しませんでした。
ちなみに、誤答のほとんどが(う)と答えており、その反応率は44.4%でした。
この問題は、年齢に限らず、うっかり間違えてしまうようです。
なお、次の(2)と(3)は正答率が高く、(2)も(3)も80.3%でした。
こちらも同様に重ねてみると次のようになり、(2)は(あ)、(3)は(か)だとわかります。
正答率は高かったのですが、(1)のように紛らわしい選択肢がなかったので、もし次のような選択肢が混ざっていたときに、どのような正答率になったかは気になるところです。
今後、この類題を出す機会があれば、選択肢に加えてみたいと思います。