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思考力検定
2023年11月21日
正答率の低かった問題の紹介(2023年度 第1回 10級)②
2023年度第1回10級で正答率の低かった問題の紹介です。
今回の問題は、算数ラボ10級にも載っている「かえると どうなる?」の応用問題です。
問題は次の通りです。
ちなみに、次のような「変えた後」を答える問題の正解者は多く、70.8%でした。
しかし、「変える前」を考えさせた次の問題は、3列×3行という数の多さの要因もありますが、正解者は40.1%となりました。
3列×3行という数の多さも要因と書きましたが、解答類型を調べると本当にさまざまで、1人しかいなかったという答案がかなり多くありました。
そんななか、14.9%の児童が次のように答えました。
これは、ルールを逆向きにやってしまったケースです。
正しい答えは、次の通りです。
逆に考えるのは、とても難しいようです。
なお、解答類型を見ていると、正しくかけているところと逆になってしまっているところが混在しているような答案も見られました。
そのような答案から考えられるのは、1マスずつ順番に考えたのかなと思われます。
そのような答案をした児童に対しては、「1つずつやるのではなく、記号ごとにやるといいよ」というアドバイスを返して上げてください。