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思考力検定

2023年06月28日

正答率の低かった問題の紹介(2022年度 第3回 7級)

今回は、2022年度 第3回 7級で、正答率の低かった「アンケートに関する問題」の紹介です。

思考力検定の観点では「データと不確実性」に分類している統計的な問題ですが、毎回、正答率が低くなる傾向があります。

しかし、大人になっても必要な大事な能力ですので、しっかりと身につけておきたいですね。

【問題】
男子18人、女子17人の合計35人に、カレーとラーメンとハンバーグから、いちばん好きなものを選んでもらいました。その結果の一部が次の表です。また、ラーメンを選んだ人はハンバーグを選んだ人より3人多くいました。ラーメンを選んだ男子の人数を答えなさい。

【考え方】
わかるところから埋めていきましょう。

①男子・女子・合計の人数を入れます。
②カレー好きの女子は、16ー9=7(人)
③ハンバーグ好きの女子は、17ー7ー6=4(人)

表からはこれ以上わかりません。
しかし、問題文の「ラーメンを選んだ人はハンバーグを選んだ人より3人多くいました」がヒントなります。
ラーメンとハンバーグのどちらかを好きな人は、
35ー16=19(人) です。


ここからが、より思考力を働かせる場面です。

ラーメンが好きな人を○(人)とすると、
ハンバーグがいちばん好きな人は ○+3(人)

つまり、○+○+3=19(人) となるので、
まず19人から3人を引いて、19ー3=16(人)
この16人を半分にして、16÷2=8(人)

つまり、
④ラーメンが好きな人は、8+3=11(人)
④ハンバーグが好きな人は、8人
となります。

そして、
⑤ラーメンが好きな男子は、11ー6=5(人)
⑤ハンバーグが好きな男子は、8ー4=4(人)
となります。

③までは考えられる子も多かったのではと思いますが、「ラーメンを選んだ人はハンバーグを選んだ人より3人多くいました」という条件でつまずいた子が多かったのではと思います。

そんなときこそ、線分図です。

線分図を使うと全体像がつかみやすくなるので、しっかりと描けるようになっておきましょう。

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