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思考力検定

2026年10月18日

正答率の低かった問題の紹介(2026年度 第1回 6級)

2026年度 第1回で正答率が低かった問題のふり返り、6級です。

【問題】
直線を3回折り曲げて、図1の9個の・をすべて通るように、図に線をかき入れなさい。
ただし、図2のように、直線は方眼のはしからかき入れ、方眼のはしから出ていくものとし、折り曲げたところには○をかきます。また、・は何回でも通ることができます。

【答え】
答えは次の図です。

正答率は12.4%とかなり低くなりました。
なお、条件となっている次の2点ができておらず不正解となってしまった次のような回答もありましたが、それらを合わせても17.8%でした。
・直線は方眼のはしからかき入れ、方眼のはしから出ていく。
・折り曲げたところには○をかく。

この問題の難しかったポイントの一つは、点(・)のないところでも直線を折り曲げられることに気づくことだったと思われますが、この問題の1つ前で、次の問題も出しました。

【問題】
直線を1回折り曲げて、図の5個の・をすべて通るように、図に線をかき入れなさい。

条件は先と同じです。

こちらも点(・)ではないところで折り曲げる問題で、正答率は37.8%でした。例示された図が点(・)で折り曲がっていたため、そこにとらわれて抜け出せなかった人が多かった可能性もあります。

一方で、先ほどと同様に、方眼のはしまで伸びていなかった回答、および折り曲げたところに○を書いていなかった回答を合わせると47.2%と半分弱の人は考えられてはいるので、必ずしも「点(・)のないところで曲がるという考えができなかった」わけではなさそうです。

この2つの問題からは、正しい線の引き方を考えることに加えて、問題文に示された条件をすべて満たすように解答することにも難しさがあったと考えられます。
今回の問題では、9個の点をすべて通ることだけでなく、「直線を3回折り曲げる」「方眼のはしからかき入れ、方眼のはしから出ていく」「折り曲げたところに○をかく」という条件も満たさなければなりません。
また、図2では点(・)の位置で直線を折り曲げる例が示されていますが、実際には点のないところで折り曲げてもかまいません。
例示された図をそのまま手がかりにするだけでなく、問題文の条件を読み取り、どこで折り曲げればよいかを柔軟に考えることが、この問題を解くうえで重要だったといえます。
さらに、線の引き方がわかったあとにも、方眼のはしまで線を伸ばしているか、折り曲げたところに○をかいているかなど、解答を見直す必要があります。

●まとめ●
今回の問題は、9個の点を3回の折り曲げですべて通る線を考える問題でした。
点のあるところで折り曲げるという考えにとらわれず、点のないところでも折り曲げられることに気づけるかが、解決への大きなポイントになります。
一方で、正しい線の引き方を考えられていても、問題文の条件を満たさなければ正解にはなりません。
問題の条件を正しく読み取り、柔軟に考え、最後に条件を満たしているか確かめる。 今回の問題は、こうした一連の思考の大切さを示しているといえるでしょう。

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