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思考力検定
2026年10月11日
正答率の低かった問題の紹介(2026年度 第1回 7級)
2026年度 第1回で正答率が低かった問題のふり返り、7級です。
【問題】
横の長さが6m のかべに、横の長さが 50cmの画用紙にかかれた絵を、横一列に貼っていきます。下の図のように、絵と絵の間かくを10cm、かべのふちからはしの絵まではどちらも10cm以上あけます。このとき、でき
るだけ多くの絵を貼るとすると、何枚貼ることができますか。
【考え方】
左のかべのふちからはしの絵までを10cmあけたとします。そして、そこから、
絵(50cm)+間かく(10cm)=60cm
がいくつとれるかを考えます。
(600−10)÷60=9あまり50
となります。
よって、 9枚貼ると、あまりが50cmとなるので、下の図のように、かべのふちからはしの絵まで、どちらも10cm以上あけることができます。
ですから、絵は9まい貼れることがわかります。
正答率は48.7%でした。
また、解答類型とその反応率は次の通りです。
10枚:21.3% 8枚:7.9% 6枚:3.2% 11枚:2.6%
4枚:1.6% 5枚:1.6% 7枚:1.6% 12枚:1.6%
その他:4.9% 無回答:5.0%
最も多かった「10枚」と答えた子は、絵の横の長さ50cmと絵と絵の間かく10cmを合わせて60cmとし、かべの長さ600cmを60cmでわったと考えられます。
600÷(50+10)=10
この計算では、絵を10枚貼ることができるように見えます。しかし、実際に10枚貼ると、絵の横の長さの合計は500cm、絵と絵の間かくは9か所で90cmとなり、合わせて590cmになります。
50×10+10×9=590(cm)
残りは10cmしかないため、かべの両はしにそれぞれ10cm以上の間かくをあけることができません。
つまり、絵と絵の間かくだけでなく、かべの両はしにも間かくが必要であることを考慮できたかどうかが、正誤を分けるポイントだったと考えられます。
また、「8枚」と答えた子も多くいました。8枚でも問題の条件を満たすことはできますが、今回は「できるだけ多くの絵を貼る」という条件があります。9枚貼ることができる以上、8枚では正答になりません。
この問題では、単に長さを計算するだけでなく、計算結果が問題のすべての条件を満たしているかを確かめることが求められています。
●まとめ●
今回の問題は、絵の横の長さと間かくをもとに、かべに貼ることができる絵の枚数を考える問題でした。
「50cm+10cm=60cm」というまとまりを見つけることは、問題を解くうえで有効な考え方です。しかし、そのまとまりを使って計算するだけでは、正しい答えにたどり着けるとは限りません。
大切なのは、何を1つのまとまりとして考えているのかを理解し、計算で求めた結果を実際の場面に当てはめて確かめることです。
図をかいて絵と間かくの位置関係を整理したり、求めた枚数を実際に並べた場合の長さを計算したりすることで、条件の見落としに気づくことができます。
このように、数量の関係を整理して筋道を立てて考えるとともに、得られた答えが条件に合っているかを検証することも、思考力を働かせるうえで大切です。
