検定委員の紹介
思考力検定の問題作成について、
ご指導いただいている先生方をご紹介
筑波大学大学院 教授
清水 美憲先生
数学的思考力は問題解決の過程で発揮されますが、その力を伸ばすためには、よい問題にチャレンジして様々な解決方法を用いる経験を重ねなければなりません。
「思考力検定」では、各級に配置された興味深い問題が思考力の目安を与えているので、スポーツ選手が記録に挑戦しながら能力を高めていくように、より上位の級を目標として問題にチャレンジする過程で思考力を伸ばすことができます。
東京学芸大学 名誉教授
藤井 斉亮先生
先生方は、日々の授業の中で「なるほど、面白い」「オヤ、この子の考えは一味違うな」と思わせる発言や解答に出会うことがあるでしょう。子ども達は算数や数学の学習を通していろいろな能力や態度を培っているはずです。「算数・数学思考力検定」は子ども達一人ひとりがもっているそのような潜在力を調べ、そして、さらにそれに磨きをかけるためのものです。ぜひ子ども達に挑戦させてみてください。子ども達の可能性がきっと光り輝くにちがいありません。
東京学芸大学 教授
西村 圭一先生
「算数・数学の学び」に対するイメージが豊かでない大人が多いことが気になっています。正解を得ることだけがゴールではありません。ここを変えたらどうなるのだろう、いつも成り立つのかな、なんでこうなるのかな、など素朴な疑問をもちより、それを、みんなでアイデアを出し合い考えていく。このおもしろさや大切さを共有している社会にしていきたいと思っています。思考力検定を、そんな仲間づくりの場として活用してもらうことを願っています。
明星大学 客員教授
明星小学校 教諭
笠井 健一先生
子どもたちが問いをもち、見通しを立て、粘り強く考えを深めていく――そのような学びを支える機会として、私は算数・数学思考力検定に期待しています。算数・数学は、正解に至るだけの教科ではなく、既知を使って未知を探り、自分なりの方法を試し、友だちの考えと比べながら思考を磨いていく過程が大切です。本検定の興味深い問題に挑戦することで、「できた」「もっと考えたい」という気持ちが育ち、次のステージをめざす原動力になります。子どもたちの思考力を伸ばす場として、ぜひ活用していただきたいと思います。


